アイソレーションタンクと「痛み」 (1)
今日は朝にスコールが降って、
キラキラの空気ですね!
さてさて、前回の記事では
体感温度についてお話させて
いただきましたが、
今回は「痛み」について。
読谷のてぃーだ整体院のゲンさんが
こんな話を聞かせてくれました。
子どものころに「強くなれ」と言われた
ことがきっかけで、痛みを感じない
体になってしまっている方たちがいる。
かなり痛いはずの施術をしても、
特に何も感じない。
でも、施術の中で気付きが進んでいくと、
「あれ? これが痛いって感覚?」
「あー痛い痛い痛い! これか~!」
という感じで、「痛み」の感覚を取り戻して
いくのだそうです。
これはある意味、極端な例だと思いますが、
がんばりやさんの私たち、多かれ少なかれ
いろんな感覚を自らマヒさせて生きています。
疲れを感じにくかったり。
コリを感じにくかったり。
痛みを感じていなかったり。
体だけでなく、心も、いろんな感情に対して
鈍くなっていたりします。
アイソレーションタンクに入ると、外からの
刺激がなくなるため、感覚が内へ、内へと
向かっていきます。
その結果として、自分の中にもともとあった
(けどあまり感じていない)感覚が
鮮明に浮かび上がってきます。
リラックスした状態で自分の体を観察すると、
こっている場所、はっている場所、
左右のバランス、緊張している場所など
かなり細かいところまで分かってきます。
先日、
「肩こりはまったくないんだけど、
マッサージを受けると凝ってると
言われたりする」
という方がタンクに入られました。
タンクの中では、リラックスするにつれて
肩周りの筋肉がどんどん緊張していき、
力を抜こうにもなかなかうまく抜けなかった。
そして、タンクのセッションが終わって
外に出るころには、肩も軽くなっていた
そうです。
実は、タンクの中で
「肩の筋肉が緊張した」
のではなくて、
「肩の筋肉が緊張していたのが分かるようになった」
のですね。
これまでこんなに力が入った状態でいたのかと
ビックリされていました。
アイソレーションタンクは、自分で感じることが
できるというのが、おもしろいところだと思います。
今回は、痛みを感じなくなっている場合の
お話でしたが、次回は日常的に痛みを抱えて
いる場合についてご紹介させていただきたいと
思います♪
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